海外移住していると、海外から日本にどうしても送金が必要な時ってありますよね。
海外送金は、なんだか難しそう・高そう・時間がかかりそう。
そんなイメージを持っていた私が実際に「Wise(ワイズ)」を使ってみて体験をベースに、良いところも気になるところも正直にまとめました。
Wiseって何?
Wise(旧TransferWise)は、海外送金に特化したフィンテック企業。
銀行のように中間マージンを取らず、「リアルな為替レート+低手数料」で送金できるのが最大の魅力です。
設立は2011年、現在では世界中で1,500万人以上が利用しています。
現在では、世界中で100ヶ国以上、50以上の通貨に対応しています。

なぜWiseを選ぶのか?
- 為替レートが「本当のレート(ミッドレート)」で透明
- 隠れた手数料なし
- 送金スピードが速い(最短数分で着金)
- スマホやパソコンだけで完結できる手軽さ
- 日本語対応アプリ&サポートあり
なぜ手数料が安いの?
銀行を通さず、Wise独自の「ローカル送金ネットワーク」を使っています。
例:日本円 → アメリカドルへ送金する場合
- 日本国内でWiseの日本口座に振り込み
- 同時にWiseがアメリカの口座から、相手先にドルで支払い
実際には国際送金が行われておらず、各国の口座間で「お金の移動」が最小限に抑えられます。 これにより、手数料も低く、処理も高速です。
使い方

アカウント作成〜送金まで
【登録】 メールアドレスやGoogleアカウントで簡単登録
【本人確認】 パスポートやマイナンバーカードを使って本人確認(初回のみ)
【送金先の情報入力】 受取人の銀行情報などを入力
【入金方法の選択】 銀行振込・デビットカードなどから入金
【送金実行】 レートと手数料を確認して送金
こんな人におすすめ
- 海外に家族や友人がいる人(仕送りなど)
- 海外フリーランスやリモートワーカー(報酬受け取り)
- 海外口座を持つ留学生
- 外貨での支払いをよくする人(EC購入など)
- 海外移住や二拠点生活中の人
実際の手数料とレート
- 為替レート:常にリアルタイムの「市場レート」
- 送金手数料:送金額の約0.5〜1%程度(送金国・通貨によって異なる)
例)日本円 → USD $1,000を送金 → 手数料:約800円〜1,000円前後
銀行だと為替の上乗せ+固定手数料で5,000円以上かかるケースもあるので、大きな差です。
利用時の注意点
初回の本人確認に時間がかかることも
初めて使うとき、本人確認書類(パスポートなど)の提出が必要です。
審査に1〜3営業日ほどかかる場合があるため、「今すぐ送金したい!」というタイミングには不向きです。
全ての国に対応しているわけではない
一部の国(たとえばアフリカや中東の一部)は送金できません。
送金先が対応しているか、事前に対応していない通貨・国もあるので事前確認が必要です。
金額によっては手数料が高くなることも
送金額が多いと、手数料が1,000円を超えることもあります(それでも銀行よりは安いですが)。

【本音でレビュー】Wiseの「ここが良かった」
レートの透明性にびっくり
Wiseでは、「Googleで見られる為替レート=実際のレート」で換算されます。
これは正直感動しました。銀行ではいつも「よく分からない上乗せレート」で損していた感があったので…。
手数料が圧倒的に安い
送金額にもよりますが、私は1万円相当をアメリカに送った時、手数料はわずか数百円でした。
銀行だと数千円かかるケースがあるので、コスト面では圧勝です。
送金スピードが早い
相手がアメリカの銀行口座だったとき、数時間で着金しました(※初回を除く)。
国や通貨によっては翌営業日になることもありますが、これまでで最長でも2日でした。
アプリが使いやすい
送金履歴・進捗がすべて見えるUIで安心。日本語にも完全対応しています。
まとめ
Wiseは、間違いなく現時点で最も「現実的な海外送金手段」のひとつです。
ただし、万能ではなく、初回のタイミングや国によっては不便さもあるのが事実。
私は、銀行とWiseを目的ごとに使い分けています。
たとえば、少額や頻繁な送金はWise、大きな額や一括処理が必要なときは銀行にするなど。
大切なのは「自分のお金の動きに合ったサービスを選ぶこと」。
Wiseは、その中でかなり頼れる存在です。
Wiseは、従来の銀行送金の常識を覆すような、シンプル・安価・スピーディな国際送金サービスです。
世界中でユーザーが増えているのも納得。
これから海外送金を考えている方や、今の送金手数料に不満がある方は、一度試してみる価値ありです。
